スピラコア トーマステック社 オーストリア製
ジャズ屋さんの定番弦、明るく伸びのある音、良くも悪くも荒っぽい雑な音、これがジャズでは
必要不可欠、他に、こう言う特性を持つ弦はない

金属音もあり、伸び上がるようなバネの利いたような音
太さも普通の(mittel)他、バイヒ(weich)ライトと言う意味らしい、太いスターク(stark)と3種、
バイヒは繊細でふくらみがあり、ゆったりした感じで、太くなると段々と鈍く伸びがなくなる
言葉は悪かったが、段々太くベースらしいになってくる
現在、ライト ミディアムと表記が変わった
またライトテンション代わりにソロ弦を普通に張って使用も、こちらも弓、ソロ用らしくパキッとして落ち着いた音で良い

同社からドミナントと言う、シンセテック弦も、新製品ベルカントも柔らかいスチール弦 どちらもアルコ用
ピラストロ ドイツ製 オリジナルフラットクロームスティール
ピラストロの音の基本はガット弦をイメージした落ち着きのある、太くやさしい音です。
アルコの重厚な中低音は他に類のないバランス
ガット独特のポンポンと言うかポクポクッとしたクラシック向きの代表的なスティール弦の最高傑作の弦
この他、一番下のクロームコア、スタンダードのフレクソコアその一番上がオリジナルフラットクロームになる
しかし音色的には格段に好くなる(少し明るく伸びが出る)
フレクソコアフラットクロームオリジナルが頭に付くと弦は少し太くなるがテンションは柔らかくなる
フラットクロームは下手をすると少しヒステリック気味な音ですが、オリジナルフラットクロームは太く明るく繊細さが出る
オリジナルフレクソコア
悪く言うと暗い音だが、より落ち着いて深く重厚にな

ピラストロの代表的な二つの弦について
昔からある定番弦フレクソコアは、音が少し鈍目だが力強く音量もある(楽器の音が素直に出る好い弦です)
その上のオリジナルフラットクロームはよりガット弦的な音になり明るく、伸びがありより繊細になる
楽器と合わせる時には、繊細さもありはっきりした音の楽器には
音量があり、素直な音がするフレクソコアの方が合うことが多い、オールド、イタリアの楽器など、
または、音がこもる、暗く感じる楽器は、明るさと、のびが欲しい時にはフラットクロームが良い
明るさと繊細さ、太さが欲しい場合はオリジナルフラットクローム

他のメーカーでは後で出てくるダダリオのオーケストラがなかなか良い
ピラストロの弦と、どちらとの相性が良いかは、一概に言えない、結構張ってみると
ビックリするほど違いが出る場合もある、ダダリオの場合は楽器によって
良し悪しが極端に出る場合があるので試してみると面白い
ピラストロの弦は音の立ち上がりが丸いのでクラシックらしい音、
ダダリオは立ち上がりが早いのではっきりして現代的な感じです。

簡単にまとめると重複するようですが、素直な音で落ち着きがあるフレクソコア
より深く重厚な音が欲しい場合はオリジナルフレクソコア
より繊細で明るく太い音が欲しい場合はオリジナルフラットクローム

オリジナルが頭に付いている弦と、付いていない弦がある
はっきり違うのは弦が太くなっている、それに伴って音も太くなり低音も迫力が出る
弦が太くなっても不思議と柔らかくテンションはきつくはならない

一般にジャズには向かない、ピラストロの弦はピッチカートでは低音弦がブスンとして伸びない
しかし、楽器が馴染んでくるとある程度、自然に伸びるようになるので
昔からある、ガットのような渋い音が好みの人はジャズでもよく使用されている
(オールドなど高級な楽器をお持ちの方が多い)
所謂、ウッドらしい音(ジャズではのびもあるオリジナルフラットクロームを推奨)

ジャズ、ピッチカート用とクラシック弓用の弦の違いは
ピッチカートで弾いてみると、弓用の弦は無闇な伸びがなく、低音側が少し凹むバランスになっている
音が無暗に伸びて音が残ってしまうと、弓の場合は邪魔になる(金属音など明るさも)
ピッチカート用は逆に低音が出て、音が膨らみ、弾力、伸びが出る。

他にピラストロではガットにクローム巻きのオリーブ
ガットにシルバー巻きのオイドクサどちらもガット芯の弦なので、そのままガット弦の音です。


昔からある太いプレーンのガット弦のset、コルダ(現在はバロック弦として扱われている)
まずはオリジナルフラットクロームスティールなどピラストロの音をよく知った上で
ガット弦に挑戦!相当上級者でも使いこなすのは難しい、それに大変高価

パーマネント、チタンを巻き線に使用、オブリガード、シンセティクコア〔ナイロンみたいな新素材〕
オブリガードは芯材の違いで、テンションも柔らかく弾きやすい、非常に楽です。
ピラストロ本来の弦とは、少し毛色が違うようだがピラストロらしく太い音で
何れも従来の弦より明るく伸びが出るようだ、3弦4弦も伸びる
新製品でエヴァピラッツィ、オブリガードと同じシンセティクコア弦
オブリガードよりもっと明るくはっきりさせた弦、1弦2弦が結構太くもなっている
いずれも弓用の弦ですが、低音弦も普通に減衰するのでピチカートでも使える
ジャズでは明るくはっきりしたエヴァピラッツィがお勧めです。

他に日本、アメリカ向けにピッチカート用に開発された、名前は別だが同じ物と聞いている
ジャザー、ワンダート−ン、音量が出、伸びも出て明るさもあり、
ピラストロの
やさしさも兼ね備えた魅力のある弦、こちらの方が、むしろ正統派の流れを汲んでいる感じ
張り立ては摂って付けた様な明るさだが、落ち着くとピラストロらしい優しく太い音になる。
                                      ピラストロカタログの説明
ラベラ アメリカ製
幅広く色々な弦を出している有名なメーカー
有名な人を例に出すと、Set7720 スティール巻き、ビトウスが代表的な例で
太くズドーンとまっすぐ伸びる音、本人の好みの音にも近いと思う
ロン、カーターで有名なブラックナイロンテープ巻きの、Set7710 
ナイロン独特のガットと違うパオーンとした
擬似的な板鳴りをつくりだす、ピックアップで出したとき面白い効果が出るらしい
スーパーニール 太いゲージの典型的なナイロン芯のナイロン巻き弦
これは本来ガット弦の代わりに作られた弦らしいですが
現在ではナイロン弦はナイロン弦、独特の擬似的な倍音成分がありナイロン弦の音として認識されている
他にエリートシリーズ、ゴールデントーンシリーズとか色々種類がある

ダダリオ ヘリコア アメリカ製  ピッチカート、 ハイブリット、 オーケストラ
音は落ち着いていている部類に入る
オーケストラは音は落ち着いて低音のバランスが少し凹みますが
普通に伸びがあるので好みでピチカートでも使用できる
その他、立ち上がりが速い音と言う他は言葉では難しい
少しスピラコアより細身に出来ている弦

スピラコアとダダリオとの音の違いは
スピラコアは音が横に広がり、線が細い、ダダリオは太く重さもあり、芯がある、まとまりのある音
G線を比べるとわかりやすい。

明るさとふくらみのある音で低音も出、伸びが加わったのがピッチカート
ハイブリットも低音が出、中間的な明るさと膨らみがある、ピッチカートよりのバランス
(ハイブリット ピッチカート)アルコでは薦めない

お気に入りはハイブリット、ピチカートではG線が、楽器や調整次第ですが詰まり気味になる場合もあります。
オーケストラ(一番淡白)はシンプルな音、渋め
ピラストロと違うのは低音が普通に減衰して伸びるのでアルコだけでなく、立ち上がりが早くはっきりしているので
ピチカートでも使えるので、渋いですがジャズでもおすすめです。

サバレス コレルリ フランス製
ガットギター弦では有名な弦、高価な弦だが強い音がして気に入っていた弦で
今は違うシリーズが出ている
ベース弦では
タングステン(低音が出るらしい)太さも種類が在る
このメーカーの弦は普通よりかなり細めになっているので
当店では 370TX FORTE と言う一番太い弦を入れているが
これでも通常の弦より細身の為、ピチカートで弾いてもテンションが大分柔らかく
音はアルコ用の弦なので余計な膨らみがなく上質で落ち着いた弦です。

ガット弦、ラベラのナイロン弦他、特殊な弦は、スチール弦だけで弾き慣れていても、
扱いも、弦の太さも違ってくるので、初級者は特に、成るべく避けた方が無難

これはあくまで参考で楽器との相性とか個人の好みがあるので絶対ではない

ガット弦を張りたい場合は、腰のあるしっかりした高級な音の楽器より、
より箱鳴りするような楽器を選ぶ方が、ガット弦の特性が活かせます。
ガット弦はどんな楽器に張っても、ガット弦の音しかしないので、
腰のあるしっかりした楽器に張ると鳴らなくなってしまう場合がある

ガット弦に近く、比較的扱いやすいのはベルベットのガルボ、アニマがあります。

弦の高さと音の関係
弦高が高くなると、音に張りが出て来て、音の頭がガツンと出るようになる、ただし音は段々伸びなくなり
テンションもきつくなる、アルコの場合弦高を高くした方が、音により張りが出て力強くなる
弦高を低くすると、当然高くした時と反対で音は伸びるようになるが音の頭がはっきりしなくなり
音と音がつながり、力(技量)が問われる様になるがピッチカート、ハイポジションでは楽になる

少し上級者の為に
使用されている素材から来る音の違い
チタンから来る明るい音、タングステンは低音が出る、クローム、シルバー、アルミ
ガット、ナイロン、それぞれの音
芯の構造から来る音、単線、何本かまとめた芯、多芯型を更に工夫した〔ROPE COREなど〕

言葉で音を表現するのは難しい

誰々が使用している弦と言うので、真似しても弦の目安にはなりますが
弦だけで楽器の音が成り立っているわけではないので
楽器も弾き手も違うので同じ音になるとは限らない

Point
弦の音は、張って少なくとも一日くらい置かないと、判断できない(弾かないで置いておくだけでも)
弦が馴染んでからでないと、本当のテンションとか低音の出方とかわかりません。
出来たら、弦のテストは2〜3日くらい置いてからの方が良い
大抵の弦は張りが柔らかくなり,腰が(音の芯が)しっかりして低音も出てくるので、
弦の音はそれから判断してください。
張ってすぐは絶対弦の音はわかりません。

弦メーカーのところでピラストロについて載せたのと違い、極めて独善的に書いてありますので参考にするかどうかは御自分でどうぞ御判断を   当店のお奨め弦

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